花ノ本寿・芸道六十七年の軌跡!
――優雅にして艶なる姿、雅びにして孤高の佇まい――
花ノ本寿氏は、その数多くの舞台における日本文化の美の表現を通し、多くの人々に感動を与え、古典の魅力を今日まで伝えています。また御子息花ノ本海氏をはじめ、大勢の門弟を指導し育て上げてきました。
これまで文化庁芸術祭の優秀賞を三回受賞し、批評家協会賞受賞やアメリカ公演に於いてはニューヨーク・タイムス紙で絶賛を受ける等、その舞踊の評価は高く、正に舞踊に人生を投影してまいりました。
ここに膨大な写真資料をもって稀有な表現者・花ノ本寿氏の歩みを多くの皆
様に御覧いただき、その軌跡を後世に伝えるために一冊の書籍として出版することになりました。
本文執筆者
神山 彰(明治大学教授)
村上 湛(明星大学教授)
連歌師花ノ本について
生い立ち
映画・演劇時代〈松竹でのデビュー・日活映画出演・武智鉄二氏との出会いとその作品など〉
舞踊家として
年譜
〈特別インタビュー〉市川左團次
〈DVD〉「心中天網島―名残の橋づくし―」(治兵衛・花ノ本寿/小春・中村雀右衛門)