いれずみの呪力とは?
人はなぜみずからのからだに傷をつけ文様を施してきたのか。
多種多様ないれずみのもつ意味とその起源をさぐる。
※本書籍には新版がございます。
いれずみ(文身)の人類学 新装版
吉岡 郁夫(よしおか いくお)
1932 年名古屋市に生まれる。医学博士。
1958 年広島大学医学部卒、名古屋大学医学部解剖学研究室大学院修了。愛知医科大学教授、愛知学院大学教養部教授などを歴任。日本民俗学会会員、日本民族学学会会員、名古屋民俗研究会会員。
主な著書『人体の不思議』(1986 年、講談社現代新書)『日本人種論争の幕あけ―モースと大森貝塚』(1987 年、共立出版)『身体の文化人類学―身体変工と食人』(1989 年、雄山閣)『人魚の動物民俗誌』(1998 年、新書館)ほか多数。
第1部 日本の文身習俗(縄文時代の文身;縄文時代の海人;弥生時代の文身;古墳時代の文身;古代以降の文身)
第2部 日本周辺の文身習俗(アイヌの文身;琉球の文身(針突)
台湾高山族(高砂族)の文身
ミクロネシアの文身)
第3部 医学と人類学の周辺(文身と習俗;文身の医学;まとめ―東アジアの文身習俗)