様々な地域社会が成立する歴史的環境を析出し、それが時代状況の変容と向き合う諸相を総体的にとらえる中から、「茨城」の地域性を問い直す。
公開講演(徳川光圀とその時代;寛政の棄捐令をめぐって)
1 茨城をめぐる地域認識(律令国家東北経略と常陸国―鹿島苗裔神の陸奥鎮座をめぐって;近世初期における徳川領国と旧佐竹領;「常州水府の学」としての水戸学―会沢正志斎を中心に)
2 地域社会「茨城」の展開(「常陸守護」八田氏再考―地域間交流と領主的秩序の形成;水戸藩中間支配機構と「隠密」;地方都市の河岸をめぐる近世から近代―霞ヶ浦西岸の土浦町を事例として;富をもたらすもの災厄をもたらすもの―茨城県におけるコトヨウカの諸相)
第五九回(茨城)大会の記録