魚介類こそが江戸っ子の重要な栄養源であり、今日まで続く多様な食文化を支えた食材であった。江戸の庶民は何をどのようにして食べていたのか。多くの古川柳を読み解き、江戸の魚と食生活を探求した画期的な書。
※本書籍には新版がございます。
雄山閣アーカイブス 江戸の魚食文化
蟻川トモ子[アリカワトモコ]
1931年群馬県に生まれる。1953年戸板女子短期大学生活科卒業。以後、同校・同科に1999年まで勤務し栄養士の養成につくす。この間、評議員、図書副委員長等を歴任。1988年社団法人東京都栄養士会会長表彰。1993年社団法人全国栄養士会養成施設協会会長表彰。1994年厚生大臣表彰。1999年から2005年まで、目白大学にて教鞭をとる。所属学会:日本家政学会、日本栄養・食品学会、日本栄養改善学会、日本生活文化史学会、ビューティサイエンス学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1 江戸と魚―川柳を通して(江戸時代の食材―魚介類 川柳から見る大都市江戸の食生活)
2 海の魚(カツオ(鰹) フグ(鰒・河豚) ほか)
3 川の魚(ウナギ(鰻) コイ(鯉) ほか)
4 主な料理と加工品(天ぷら(天麩羅) すし(鮨・鮓) ほか)