序 章
沖ノ島の考古学 春成 秀爾
沖ノ島の歴史 河野 一隆
第1章 沖ノ島と宗像女神
宗像氏と宗像の古墳群 重藤 輝行
沖ノ島祭祀の実像 笹生 衛
〔コラム〕大宰府管内の巨岩と社殿 小嶋 篤
中世の宗像神と祭祀 河窪 奈津子
沖ノ島の鏡 下垣 仁志
沖ノ島の金銅製龍頭 弓場 紀知
沖ノ島の滑石製品 清喜 裕二
沖ノ島の鉄鋌 東 潮
沖ノ島の馬具 桃﨑 祐輔
〔コラム〕沖ノ島の金銅製高機 福嶋 真貴子
御嶽山と下高宮の祭祀遺跡 白木 英敏
宗像三女神 新谷 尚紀
第2章 沖ノ島祭祀の背景
磐座―神が依り憑く磐― 甲元 眞之
〔コラム〕沖ノ島の先史 宮本 一夫
〔コラム〕沖ノ島の銅矛 常松 幹雄
古墳の被葬者と祭祀 今尾 文昭
平城京と沖ノ島の人形 庄田 慎矢
海神の原像 春成 秀爾
山の神 小林 青樹
第3章 世界の祭祀遺跡と沖ノ島
北海道の祭祀遺跡 瀬川 拓郎
沖縄の王権祭祀遺跡 安里 進
朝鮮半島の祭祀遺跡 高田 貫太
中国の海の祭祀 岡村 秀典
ヨーロッパの神,日本の神 松木 武彦
第4章 沖ノ島と世界遺産
イギリスからみた沖ノ島 サイモン・ケイナー
「宗像・沖ノ島」と世界遺産 中村 俊介
〔コラム〕近代の沖ノ島 岡 崇
文献改題
沖ノ島研究の歩み 岡寺 未幾・大高 広和