三韓・三国時代考古学研究の到達点
4世紀から6世紀にいたる三韓・三国時代の嶺南地方(韓国南東部)における新羅領域の拡大過程と新羅国家の地方支配の実態、伽耶地域への進出の様相を、古墳資料をもとに分析・復元する。
1954 年、慶尚南道鎮海にて生まれ。現在、慶北大学校考古人類学科名誉教授。慶北大学校博物館館長(2005 ~ 2008 年)、嶺南文化財研究院院長(2007 ~ 2011 年)、第24 代韓国考古学会会長(2012 ~ 2013 年)などを歴任。
第1部 新羅考古学の方法論
第Ⅰ章 序説
第Ⅱ章 古墳資料からみた新羅の領域とその性格
第Ⅲ章 新羅古墳の編年
第2部 4~6世紀の新羅考古学
第Ⅰ章 4世紀における新羅の成長
第Ⅱ章 5世紀における新羅の地方支配
第Ⅲ章 6世紀における新羅による伽耶服属