バンコクの名刹八ヶ寺(王宮寺院、寝釈迦寺、暁の寺、ぶらんこの寺、大理石寺院、真珠貝の寺、黄金山寺、仏教大学の寺)を、来歴や特に関係が深い王族のエピソードを交えて紹介する。60点を超える写真のほか、特徴的なタイ寺院建築を説明する図など、多くの図版類を掲載。
■この本について■
タイ国の首都バンコクにある代表的な仏教寺院、八ヶ寺の建築、美術・壁画について解説する。各寺の歴史的また文化的に重要な個所を丁寧に指摘している。
おおくの訪問者のために、建物や仏像や仏画について、現地で直接に案内となるよう、各寺の意義を述べている。
タイ国は上座仏教国であり、それを信奉した尊王について、また国民の道徳的規範である壁画について啓蒙する。今後、仏都バンコクを訪れるさい、便利な実質の座右の書となることを願ってやまない。
著者識
伊東照司(いとうしょうじ)
仏教美術史家。1944年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科、博士課程修了。
著書に『東南アジア美術史』(雄山閣)、『夜明けのスコータイ遺跡』(同)、『アンコールワットの彫刻』(同)などがある。
第一章 王宮寺院 ワット・プラケオ寺
第二章 寝釈迦寺 ワット・ポー寺
第三章 暁の寺 ワット・アルン寺
第四章 ぶらんこの寺 ワット・スタット寺
第五章 大理石寺院 ワット・ベンチャマーボーピット寺
第六章 真珠貝の寺 ワット・ラーチャボーピット寺
第七章 黄金山寺 ワット・サケート寺
第八章 仏教大学の寺 ワット・ボウォンニウェート寺