中世武家興亡の古都、鎌倉
頼朝の創業から比企・畠山・和田・三浦氏や北条氏の栄枯盛衰、南北朝の争乱と足利氏の興隆……古都鎌倉の歴史は合戦の歴史でもあり、いずれの寺社・旧蹟・名所も合戦に因まない所はない。
鎌倉在住の碩学が多くの史料をもとに著した、興趣に富む鎌倉散策ガイド。
笹間良彦(ささまよしひこ)
大正5 年(1916)東京に生まれる。文学博士。
日本甲冑武具歴史研究会会長を務め、『図解日本甲冑事典』『甲冑鑑定必携』『江戸幕府役職集成』『足軽の生活』『歓喜天(聖天)信仰と俗信』『弁才天信仰と俗信』『図録 性の日本史』『日本軍装図鑑』(以上、雄山閣刊)など数多くの編著書がある。
2005 年11 月逝去、享年89。
由比ケ浜:和田・畠山合戦
比企小御所合戦―比企一族の滅亡
畠山重保由比ケ浜合戦―畠山一族の滅亡
和田合戦―和田一族の滅亡
三浦合戦―三浦一族の滅亡
北条家の内訌と安達一族の滅亡
新田義貞の鎌倉攻め―北条氏滅亡
北条の遺児・時行の鎌倉反攻
南朝の貴公子・北畠顕家の鎌倉攻め
新田義貞の遺児・義興の鎌倉攻め
管領上杉禅秀の乱
佐竹氏の内紛―山入興義入道の滅亡
鎌倉御所合戦―鎌倉公方・足利持氏の自滅
足利成氏と鎌倉合戦
里見・(後)北条の鎌倉合戦