アジア・日本・地域の考古学の先端的内容と、考古学に関連する主な自然科学の入門的内容をわかりやすく解説。
自然科学との共同研究が進む現在の考古学を知る待望の一冊。
亀田修一(かめだ・しゅういち)
岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 教授
九州大学大学院文学研究科修士課程修了 博士(文学)
専門:考古学
主な著書・論文
『考古資料大観 第3巻 弥生・古墳時代 土器Ⅲ』小学館(編著、2003年)
『日韓古代瓦の研究』吉川弘文館(単著、2006年)
『吉備の古代寺院』吉備人出版(共編著、2006年)
『古墳時代研究の現状と課題』(上・下)同成社(共編著、2012年)
白石 純(しらいし・じゅん)
岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科 教授
岡山理科大学大学院総合情報研究科博士課程修了 博士(学術)
専門:考古理学
主な著書・論文
『土が語る古代・中世―土器の生産と流通―』吉備人出版(単著、2016年)
「須恵器の胎土」『季刊考古学』第142号、雄山閣(単著、2018年)
「中世土器研究における胎土分析―胎土分析法による分析事例から―」『中近世土器の基礎研究』27、日本中世土器研究会(単著、2019年)
第Ⅰ部 アジア・日本・地域の考古学
第 1 章 吉備の考古学―吉備の渡来人-備中を中心に― (亀田修一)
第 2 章 日本の考古学―西日本の古代山城-備中鬼ノ城を中心に― (亀田修一)
第 3 章 東北アジアの考古学―東北アジアの農耕伝播と日本列島における文化変化―(三阪一徳)
第 4 章 東南アジアの考古学―海を越えた移動と交流― (山形眞理子)
第 5 章 生産と流通の考古学―石器・土器の産地推定から― (白石 純)
第Ⅱ部 関連科学と考古学
第 1 章 地理学と考古学 (宮本真二)
第 2 章 年代学と考古学(畠山唯達・富岡直人・那須浩郎)
第 3 章 古地磁気学・岩石磁気学と考古学 (畠山唯達)
第 4 章 地質学と考古学( 能美洋介)
第 5 章 人類学と考古学( 富岡直人)
第 6 章 動物学と考古学( 富岡直人)
第 7 章 植物学と考古学( 那須浩郎)
第 8 章 民族誌研究と考古学―メコンデルタ出土のガラス製腕輪とインドのガラス製作民族誌を題材として―(德澤啓一・平野裕子)
【Column】1 鎌木義昌と瀬戸内考古学研究 (白石 純)/ 2 古地磁気強度測定法と文化財の年代決定(北原 優)/ 3 地質学との協働による文化財調査(伊藤 創)/ 4 土井ヶ浜遺跡の人類学と
考古学(沖田絵麻)
