藤森栄一が夢と情熱をかけて銅鐸の謎に挑んだ幻の名著復刻!
銅鐸が埋められて消滅したのはなぜか?
銅鐸は鳴らされたのか?
諏訪大社の神宝である鉄鐸とは?
本書は1964年に学生社が発行した『銅鐸』及び1997年刊行の同書の解説付新装版を底本とした復刻版です。
[著者略歴]
藤森栄一(ふじもり えいいち)
明治44(1911)年、長野県諏訪市に生まれる。
昭和4(1929)年諏訪中学(現、諏訪清陵高校)卒業。諏訪考古学研究所長、長野県考古学会会長として活躍。
昭和48(1973)年12 月逝去。
主な論著書に、『銅鐸』(毎日出版文化賞受賞)『旧石器の狩人』『石器と土器の話』『縄文農耕』『縄文の八ヶ岳』『峠と路』『信州教育の墓標」(以上学生社)『井戸尻遺跡』『縄文式土器』(以上中央公論美術出版)『心の灯』(ちくま少年図書館)、『藤森栄一全集』(全15 巻、学生社)など多数がある。
[解説者略歴]
桐原 健(きりはら たけし)
昭和8(1933)年、長野県松本市に生まれる。
昭和26(1951)年、長野県松本県ヶ丘高校卒業。昭和30 年(1955)年國學院大學文学部卒業、長野県高等学校教諭、長野県教育委員会文化課などに勤務し、長野県考古学会会長などを歴任。
主な著書に『縄文の酒』(学生社)、『縄文のムラと習俗』(雄山閣)など多数がある。
一 銅鐸発掘の謎
二 鐸を追う少年
三 さまよう銅鐸の研究
四 ついに行きづまった銅鐸研究
五 鉄鐸の発見
六 湛とよぶ土地
七 ミシャグチ神の不思議な宝印
八 鉄鐸の音
九 銅鐸と鉄鐸の対話
付録 銅鐸・鉄鐸文献目録
解説―鉄鐸・銅鐸(桐原 健)