武士の「切腹の美学」
世界的に有名な武士のハラキリ、切腹はいつごろ発生したのか?
切腹の歴史を文献や資料をもとに時代ごとにたどり、切腹が意味するもの、切腹の美学について明らかにした歴史的名著がここに復刊!
大隈 三好(おおくま みよし)
明治39年(1906)佐賀県に生まれる。佐賀師範学校卒業、日本大学中退。教師、映画会社勤務等を経て、戦後作家活動に入る。サンデー毎日・大衆文芸賞受賞、1959年「焼残反故」で第5回小説新潮賞を受賞(妻屋大助名義)。東京作家クラブ、歴史小説研究会などに所属した。
【主な編著】
『高山彦九郎』『残酷の暗殺史 幕末維新暗殺秘話』『江戸時代流人の生活』『日本海賊物語』『敵討の歴史』『神風連蹶起』『家紋事典 家紋の由来と解説』など数多くの著書を残した。
平成4年(1992)10月逝去。
1 切腹初見/2 起原と発達/3 義経記の切腹/4 平氏には切腹がない/5 切腹の定着/6 太平記に現われる切腹/7 転廻時代の切腹/8 刑罰的切腹/9 切腹の分類/10 江戸時代の切腹/11 江戸時代の切腹例/12 明治以後の切腹