いくつもの論争が弥生文化研究を進化させてきた。
現在も大きな影響を与え続けている探究論争の内容をわかりやすく解説。
浜田 晋介(はまだ しんすけ)
1959年 神奈川県川崎市生まれ。
日本大学文理学部を卒業後、川崎市・東京都あきる野市・八王子市などで発掘調査に従事。
川崎市市民ミュージアム学芸員を経て、日本大学文理学部教授(現職)。
専修大学より2011 年に博士(歴史学)を授与。
主な著書には次のものがある。
『探究 弥生文化㊤ 学説はどう変わってきたか』2022,雄山閣
『考古学概論』2022,ミネルヴァ書房(山本孝文・青木敬・城倉正祥・寺前直人と共著)
『再考「弥生時代」』2019,雄山閣(中山誠二・杉山浩平と共著)
『弥生文化読本』2018,六一書房
『弥生農耕集落の研究』2011,雄山閣
1 論争とは何か―論争の機能と構造とは
2 弥生土器規定論争―弥生土器は古墳から出土するのか
3 弥生竪穴論争―弥生の竪穴は住居か
4 ミネルヴァ論争―縄文と弥生の関係とは
5 文化伝播・変容論争―弥生文化を作ったのは誰だ
6 弥生戦争論争―戦争の証拠は何か