研ぎの技術、仕上がりの見方、研磨を通してみた作品の実像、苦難の研磨史に至るまで、人間国宝が明かす秘話の数々。
※本書籍には新版がございます。
日本刀を研ぐ 第三版
永山光幹 [ナガヤマコウカン] 大正9年3月21日神奈川県中郡相川村(現厚木市)生まれ。本名・茂。昭和9年4月本阿彌光遜師に入門。昭和16年1月甲府第49連隊に入営。昭和21年1月復員。本阿彌光遜師に再入門。昭和30年1月本阿彌家免許皆伝。昭和30年8月(財)日本美術刀剣保存協会主催研磨技術等発表会において無鑑査、同審査員。昭和31年8月神奈川県平塚市で研磨業を開業。昭和36年6月(財)日本美術刀剣保存協会貴重刀剣審査員、同研磨技術等講習会講師。昭和43年4月神奈川県平塚市に永山美術刀剣研磨研修所を設立。昭和46年7月神奈川県大磯町文化財保護委員。昭和47年4月(財)日本美術刀剣保存協会主催新作名刀展審査員。昭和53年10月ユネスコ本部の要請によりイタリア・ベニスの東洋美術館所蔵の刀剣類を調査。帰国後、同館所蔵の日本刀10振を研磨。昭和60年7月神奈川県銃砲刀剣類登録審査員。平成7年(財)日本美術刀剣保存協会重要・特別重要刀剣審査員。平成10年5月重要無形文化財保持者に認定される。平成10年5月(財)日本美術刀剣保存協会理事。その他、(財)日本美術刀剣保存協会湘南支部・同川崎支部相談役。研磨技術保存会副幹事長。幹枝会相談役。大磯刀剣会・平塚刀剣会・藤沢刀剣会・川崎刀剣会・静岡観刀会・静岡永楽会・佐野美術館友の会刀剣の部講師
修業時代
日本刀を研ぐ
研磨の見方
明治・大正の刀剣社会と光遜先生のこと
日本刀とともに