「正史」を中心に関連史料と虚心に向き合うことで、これまでのわかりやすすぎた「陰謀史観」とは異なる新たな歴史叙述を試みる。
本書籍には新装版がございます。
平安京遷都期 政治史のなかの天皇と貴族[普及版]
序章
第一章 藤原仲麻呂と「聖徳太子」―「鎌足伝」の「聖徳」をめぐって―
第二章 孝謙・称徳天皇―その人と役割―
第三章 「桓武」擁立の背景―井上・他戸母子の処遇をめぐって―
第四章 「桓武」皇統の確立過程―早良立太子の意義と背景―
第五章 秋篠僧正・善殊―その伝承をめぐって―
第六章 藤原百川と「百川伝」
第七章 淳和天皇―遺詔を通してみる人物像―
第八章 廃太子考―高丘親王と恒貞親王―
第九章 高丘親王―「蹲居太子」の号をめぐって―
第十章 「設楽古京」―平安貴族の「なら」時代観―
終章