22cm/A5判上製・カバー/348頁 本文オールカラー
古生物骨の発見、騎馬民族の残した遺宝、コサック兵の活躍、そして南ロシアゆかりの芸術家たち―広大なステップの大地に繰り広げられた南ロシアの歴史・文化からその風土、信仰、芸術まで余すところなく語る。
鴨川和子【かもがわ かずこ】
東京浅草生まれ。1972年モスクワの民族友好大学卒業後、1979年民族友好大学研究生、ソ連邦科学アカデミー民族学研究所でP・プチコフ教授、S・ワインシュテイン教授に5年間師事、同研究所で学位〈D.ph〉取得。ノーボスチ通信社東京支局記者、新潟ロシア村・マールイ美術館館長、ユーラシア学術・文化研究所所長。専門分野―ロシア少数民族、歴史・文化。
著書:『ソ連の女たち』(すずさわ書店)、『モスクワ暮らし―市民から見たペレストロイカ』(朝日新聞社)、『トゥワー民族』(晩聲社)など。共著:『世界の民―光と影』(明石書店)など。
序章 モスクワからアゾフへ
第一章 アゾフ―南ロシアの歴史的重要都市
第二章 古生物学・考古学研究、発掘の現場から
第三章 ドン・コサック
第四章 タガンログとプリモールカ
第五章 釣り、狩り、そして剥製
第六章 ウクライナとの国境
第七章 真冬のドン地方
第八章 黒海北岸に栄えたボスポロス王国