博物館学の転換期と位置づけられる大正・昭和期には、現代に通じる多様な博物館学が論じられた。
散逸していた文献を年代順に、上下巻で約80編を集成する。
奥山 陽「鄕土館設置の實際―群馬縣新田郡笠懸村鄕土館―」
下元 連「歐米の博物館に就て」「博物館・商品陳列館」
飛松 正「兒童博物館經營の要點」
森 金次郎「鄕土博物館の設立と經營」「統計上より見たる米國の博物館」「學術振興と博物館」
谷津直秀「歐米博物館の敎育的施設」「歐米の博物館に就て」
柳 宗悅「蒐集に就て」「民藝館に就いて」
渡邊六郎「我が校の記念鄕土館の施設經營概要」
小林政一「美術館」第一章 總論
波多野賢一「明治初年に於ける官立圖書館・博物館の發生とその変遷」
秋保安治「歐米科學博物館見聞録」
岡田彌一郎「博物館と敎育」「紐育博物館の敎育事業」
菅谷平六「博物館の利用」(部分抜粋)
鐵道時報社編「鐵道博物館の重要性」
吉野楢三「靑年の地方開發指導機關としての鄕土博物館網建設(上・下)」「兒童博物館建設の急務」
東京科學博物館 「皇紀二千六百年記念東京科學博物館擴張計畫」
大羽昇一「文化政策と博物館事業」
永井 治「博物館の使命」
青木文一郎「自主的日本の樹立と博物館の使命」
田邉尚雄「音樂博物館建設の趣旨」
荒木貞夫「國家の興隆と博物館の重要使命」
竹林熊彦「手島精一と敎育博物館」
堀川安市「内地の博物館を視察して」
青木文一郎「科學の與隆と博物館」
田中豊太郎「陳列に就いて」
大森啓助「ミウゼオグラフィー―博物館學―(一)(二)(三)」
など