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泰澄和尚と古代越知山・白山信仰

泰澄和尚と古代越知山・白山信仰

書名 : 泰澄和尚と古代越知山・白山信仰
編著者 : 堀 大介
価格 : 7,480 円
初版年月日 : 2018/11/20
ISBNコード : 9784639025948
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

21cm/A5判上製・カバー/352P

内容紹介

山岳信仰の霊場と仰がれる北陸の白山を開創したと伝えられる奈良時代の僧泰澄について、伝記諸本の比較検討、泰澄ゆかりの福井県越智山周辺の考古学的検討を通して、その足跡と信仰の実態に迫る。

著者紹介

堀 大介(ほり だいすけ)
1973年、福井県鯖江市生まれ。
2006年、同志社大学大学院文学研究科博士課程後期退学。
博士(文化史学)。専門は日本古代史。
現在、越前町織田文化歴史館 学芸員。
著書に
『地域政権の考古学的研究―古墳成立期の北陸を舞台として―』(雄山閣)
『海は語る ふくいの歴史を足元から探る』(越前町教育委員会)
『神と仏 祈り・祟り・祀りの精神史』(越前町教育委員会)
共著に
『東海学が歴史を変える 弥生から伊勢平氏まで』(五月書房)
『東海学と日本文化 地域学をめざして』(五月書房)
『講座日本考古学 第5 巻 弥生時代(上)』(青木書店)
『神社の古代史』(KADOKAWA)
『古代史研究の最前線 古代豪族』(洋泉社)
『異人探究 泰澄十一の疑問』(越前町教育委員会)
など。

目次

まえがき
第一編 『泰澄和尚伝記』と関係諸伝の成立過程
 第一章 研究史と諸本の検討
  はじめに
  第一節 研究史
  第二節 諸本の概要と成立
  第三節 諸本の校訂と系統    おわりに
 第二章 『元亨釈書』『真言伝』所収 泰澄伝の検討
  はじめに
  第一節 『元亨釈書』の検討
  第二節 『元亨釈書』と『泰澄和尚伝記』の前後関係
  第三節 『真言伝』の検討
  おわりに
 第三章 泰澄諸伝の検討
  はじめに
  第一節 奥書にみる諸本と貞観本の存在
  第二節 一一、一二世紀の泰澄関係伝
  第三節 一三、一四世紀の泰澄関係伝
  おわりに
 第四章 『泰澄和尚伝記』の成立過程
  はじめに
  第一節 一二、一三世紀の様相
  第二節 一〇、一一世紀の様相
  第三節 泰澄伝の成立と背景
  第四節 『泰澄和尚伝記』成立過程にかかる予察
  おわりに

第二編 古代越知山信仰の諸相
 第五章 福井県大谷寺遺跡の成立に関する一考察
  はじめに
  第一節 大谷寺の寺譜と文化財
  第二節 踏査の事実報告
  第三節 周囲の遺跡
  第四節 若干の考察
 第六章 越知山山岳信仰の遺跡群-大谷寺遺跡を中心に-
  はじめに
  第一節 越知山と越知山大谷寺
  第二節 大谷寺遺跡の概要
  第三節 丹生山地の宗教施設
  おわりに 
 附論一 越知山山頂付近採集の須恵器について
 附論二 越知山山頂採集の須恵器について

第三編 古代白山信仰の成立と展開
 第七章 越知山・白山一体観の信仰に関する一考察
  はじめに
  第一節 事例の検討
  第二節 若干の考察
  おわりに
 第八章 古代白山信仰の考古学的検討-『泰澄和尚伝記』の風景を求めて-
  はじめに
  第一節 泰澄の生誕地と修行地の越知山
  第二節 白山入山に至るまで
  第三節 白山修行から大谷仙崛へ
  第四節 泰澄の入定と『泰澄和尚伝記』の本文末尾・奥書
  おわりに

終編 泰澄は実在したのか
 第九章 泰澄の思想と信仰-『根本説一切有部毘奈耶雑事』巻第二一の検討を中心に-
  はじめに
  第一節 来歴と奥書に対する研究史
  第二節 事例の検討
  第三節 事例の検討 二
  第四節 若干の考察
  おわりに
  初出一覧
  あとがき

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