新々刀の鑑賞・鑑定に必備の基礎文献!
巨匠・水心子正秀の全貌を解明した幻の名著を復刻
復古の鍛法により刀剣史上に〈新々刀期〉という新世界を開拓した名工水心子正秀をはじめ、その系列の直胤・正義・一秀など新々刀期の名工100人を多数の押形を示して詳細に解説。さらに正秀の生涯や著作のすべてを収録してその全容を明らかにした画期的大著が約40年ぶりによみがえる。
『水心子正秀とその一門 復刻版』本文に一部誤りがありました。
下記の通り、お詫びして訂正させていただきます。
正誤表
19頁上10行 誤:本国赤湯の産にして、 正:本国羽州赤湯の産にして、
20頁下24行 誤:裏宝暦四甲申年… 正:裏宝暦十四甲申年…
80頁下22行 誤:正式は兄で喜代松、 正:正武は兄で喜代松、
99頁下23行 誤:因恩得妙 因妙作剣… 正:因恩得妙 得妙作剣…
99頁下25行 誤:(一七八六)二十五日… 正:(一七八六)六月十五日…
106頁押形キャプション2行 誤:(9/30縮写) 正:(9/10縮写)
106頁上6行 誤:八十歳の天寿を… 正:七四歳の天寿を…
135頁押形キャプション1行 誤:氷心子秀世作 正:氷心子秀世精鍛之
黒江二郎(くろえ じろう)
大正4年(1915)山形県に生まれる。昭和14年(1939)東京高等歯科医学校(現・東京医科歯科大学)卒業。昭和35年(1960)医学博士。
主な編著書は『水心子正秀とその一門』(1979)のほか、歌集として『置賜』(1973)、『石間泉』(1981)、『青すが山』(1991)、『南のひかり』(1996)などがある。
平成10年(1998)没。
正秀の郷土 附 秋元永朝/正秀の出府まで/刀剣書に見る正秀および師伝系譜/正秀の作風および銘 附 銘の変遷/作刀依頼者および合作銘と截断銘/正秀の門人(荘司直胤・川部貞秀・細川正義 他全100工)/正秀および直胤の後裔/正秀の墓について/著書および伝書の解説/刀剣弁疑/刀剣実用論/刀剣実用論後編/鋳錬鍛挫略弁/剣工秘伝志/造刀心得之伝書/冷温意得之伝書/正秀書簡集/押型図録編/参考文献/あとがき