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建造物塗装彩色史の研究

建造物塗装彩色史の研究

書名 : 建造物塗装彩色史の研究
編著者 : 北野 信彦
価格 : 22,000 円
初版年月日 : 2022/03/30
ISBNコード : 9784639028253
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

27cm/B5判上製・カバー/488頁(オールカラー)

内容紹介

伝統的な塗装彩色材料・技術の解明・再評価をもとに、建造物に対する安定した修理施工や保守管理方法の策定を提示する。

著者紹介

北野 信彦(きたの のぶひこ)
1959年 名古屋市生まれ。
1982年 愛知大学文学部史学科卒業。
(財)元興寺文化財研究所保存科学センター 主任研究員、くらしき作陽大学食文化学部准教授、(独)国立文化財機構 東京文化財研究所保存修復科学センター伝統技術研究室室長および東京藝術大学大学院文化財保存学 連携教授などを経て、現在、龍谷大学文学部 教授。
博士(学術:京都工芸繊維大学・史学:東京都立大学)
〈主要著書等〉
単著:『近世出土漆器の研究』(吉川弘文館)、『近世漆器の産業技術と構造』(雄山閣)、『漆器の考古学―出土漆器からみた近世という社会―』愛知大学綜合郷土研究所ブックレット10(あるむ)、『ベンガラ塗装史の研究』(雄山閣)、『桃山文化期漆工の研究』(雄山閣)
共著:『もの・モノ・物の世界―新たな日本文化論―』(雄山閣)
分担執筆:『日本民俗大辞典(下)』(吉川弘文館)、『遺物の保存と調査』(クバプロ)、『文化財科学の事典』(朝倉書店)、『環境考古学ハンドブック』(朝倉書店)など

目次

《序論》
1、本書の目的
2、本書の調査方法
3、本書の構成

《本論》
第Ⅰ部=基礎編(文化財建造物に使用された塗装彩色材料の基礎研究)
 第1章:塗装彩色修理施工上の課題と伝統的な塗装彩色材料
 第2章:文化財建造物に使用された金箔の種類と生産体制
 第3章:江戸時代前期(寛永文化期)頃の顔料と彩色塗料
 第4章:近世における朱顔料の製法と性状
 第5章:近世における石黄顔料の製法と使用

第Ⅱ部=応用編(文化財建造物における塗装彩色修理に伴う調査事例)
第1編:平安期~鎌倉・室町期の建造物
第1章:平等院鳳凰堂の外部塗装材料の調査と塗装修理上の課題
第2章:光明寺二王門の取り外し部材における旧塗装材料
第3章:東寺大師堂(西院御影堂)内陣扉廻りの旧漆塗装材料
第4章:慈照寺銀閣観音殿上層(潮音閣)の外観塗装材料
第2編:桃山文化期の建造物
第1章:都久夫須麻神社本殿の木彫彩色材料
第2章:宝厳寺唐門・観音堂の木彫彩色調査と資料活用
第3章:瑞巌寺本堂内装飾木彫彩色・漆塗装の調査と資料活用
第4章:北野天満宮拝殿の床材などの塗装材料
第3編:江戸期の建造物
第1章:日光東照宮正面唐門および東西透塀の塗装彩色材料
第2章:日光東照宮陽明門東西側壁羽目板の狩野派油彩画の調査と修理
第3章:日光山輪王寺三仏堂の当初期赤色塗装と復原塗料の作製
第4章:二荒山神社本殿の塗装彩色材料調査
第5章:芝増上寺有章院霊廟二天門における旧塗装材料
第6章:清水寺奥院部材と須弥壇御厨子の旧塗装材料
第7章:東京大学(旧加賀藩邸跡)赤門の旧塗装材料
第8章:塩尻市小野家住宅の旧塗装材料
第4編:近代の建造物
第1章:龍谷大学大宮学舎本館・北黌・南黌の旧塗装材料
第2章:旧鶴岡警察署庁舎の旧塗装材料
第3章:旧岩崎家住宅撞球室壁紙に使用された西洋顔料
第4章:嚴島神社反橋・末社荒胡子神社本殿の旧塗装彩色材料
第5章:門司港駅舎(旧門司駅)本屋の旧塗装材料
附章:ベレーベン寺院・アマルバヤスガラント寺院の塗装彩色材料

《結論》
本研究の成果(まとめ)と今後の課題
おわりに
英文要旨

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