静岡県富士山世界遺産センターの活動としての研究・調査課題や、個々の研究員が進めている富士山に関する最新の学術研究の研究成果をまとめる。
特集:戦国の富士山―歴史的転換期に屹立する霊峰―
特集にあたって
文化的規範としての“富士山”の成立(松島仁)
飛鳥井雅康『富士歴覧記』における「家」の意識
―足利義教富士遊覧作品群の影響―(髙橋優美穂)
戦国時代の中央文人と富士一見(尾下成敏)
『富嶽図』(東京国立博物館所蔵)にみる鎌倉禅林と古河公方(杉山一弥)
雪舟筆 富士三保清見寺図の主題(島尾新)
戦国期における大宮の様相(松本将太)
富士山学の研究室から
富士山火山ハザードマップ(改定版)の公表とそのポイント(小林淳)