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甲斐における古墳時代地域社会の研究

甲斐における古墳時代地域社会の研究

書名 : 甲斐における古墳時代地域社会の研究
編著者 : 小林 健二
価格 : 15,400 円
初版年月日 : 2024/5/10
ISBNコード : 9784639029786
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

27cm/B5判上製・函入/272頁

内容紹介

20世紀後半から現在にかけて、山梨県では古墳時代に関する多くの研究・発掘が蓄積されてきた。
それらの成果を踏まえ、山梨県内の最新の土器編年を提示するとともに、年代に沿って古墳や出土遺物の変遷を追うことで、甲斐の地域社会のあり方、他地方との関わりについても考究を進める。

著者紹介

小林 健二(こばやし けんじ)
1967年(昭和42)5月29日、山梨県甲府市生まれ
1991年(平成3)3月、専修大学文学部人文学科卒業
1992年(平成4)4月より山梨県埋蔵文化財センターに文化財主事として勤務し、2000年(平成12)4月より山梨県教育委員会学術文化財課、2005年(平成17)4月 より山梨県立考古博物館学芸員、2009年(平成21)年4月より山梨県埋蔵文化財センター主査・文化財主事、2014年(平成26)4月より山梨県立考古博物館学芸員、 2017年(平成29)4月より同学芸課長、2023年(令和5)4月より山梨県埋蔵文化財センター調査研究課長、現在に至る。
2019年度(平成31・令和元)・2020年度(令和2)専修大学文学部非常勤講師
2022年(令和4)年3月28日 博士(歴史学)専修大学

《主要論文・著書》
「甲府盆地におけるS字甕の定着について」(『古文化談叢』第26集、九州古文化研究会、1991年)
『日本全国古墳学入門』(学生社、2003年、共著)
『東日本の無袖横穴式石室』(雄山閣、2010年、共著)
「古墳時代における甲斐の地域社会─土器編年と墳墓の変遷─」(『山梨県考古学協会誌』第19号 山梨県考古学協会、2010年」
「山梨県の前期古墳」(『野本将軍塚古墳と東国の前期古墳』早稲田大学東アジア都城・シルクロード考古学研究所研究論集第1冊、2018年)
「甲府盆地から見たヤマト(5)─中道古墳群の歴史的意義─」(『研究紀要』35、山梨県立考古博物館・山梨県埋蔵文化財センター、2019年)など。

目次

序章 甲斐の地理的環境と古墳時代
第1節 甲斐の地理的環境と古墳時代/第2節 本書の目的

第1章 甲斐における古墳時代の土器様相
第1節 S字甕の定着/第2節 東海系土器の波及と定着/第3節 古式土師器の成立/第4節 北陸系土器の様相/第5節 畿内系叩き甕の様相/第6節 中期・後期・終末期の土器編年/第7節 土器編年と墳墓の変遷

第2章 甲斐銚子塚古墳出現の背景
第1節 甲斐天神山古墳の位置付け/第2節 大丸山古墳の埋葬施設/第3節 甲斐銚子塚古墳出土の腕輪形石製品/第4節 甲斐銚子塚古墳出土の壺形埴輪/第5節 甲斐銚子塚古墳出土の円筒埴輪/第6節 甲斐銚子塚古墳出土の木製品/第7節 中道古墳群の歴史的意義

第3章 甲斐の方墳とその周辺
第1節 古墳時代の周溝墓/第2節 竜塚古墳出現の背景

第4章 甲斐の横穴式石室
第1節 無袖石室の様相/第2節 甲斐の積石塚と渡来人

終章 律令社会への展望
第1節 終末期古墳の変遷/第2節 甲斐における古墳の終焉

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