季刊考古学169 特集 よみがえる日本列島の古墳時代
文化財保護法にみる古墳の保存と活用―整備の方向性―(小野友記子)
日本列島における盛土構造物の保護と整備の考え方
「整備遺産」としての保存と活用(西光慎治)
妙見山 1 号墳(小野隼弥)
森将軍塚古墳(小野紀男)
雨の宮古墳群(福永 徹)
柳井茶臼山古墳(大岡弘明)
大安場古墳群(荒木麻衣)
五色塚古墳・小壺古墳(橋詰清孝)
昼飯大塚古墳(中井正幸)
心合寺山古墳(藤井淳弘)
宝塚 1 号墳(村田 匡)
兜山古墳(深川義之)
千足古墳(西田和浩)
私市円山古墳(廣富亮太)
保渡田古墳群(関屋夕紀子)
ガランドヤ古墳(渡邉隆行)
賤機山古墳(毛利舞香)
二子塚古墳(内田 実)
武蔵府中熊野神社古墳(廣瀬真理子)
牽牛子塚古墳(西光慎治)
【コラム】来訪者視点からの古墳整備(辰巳俊輔)
盛土構造物のリスクと課題―整備に向けた諸条件―
地盤工学からみた古墳の構造特性とリスク(三村 衛)
土の力学的視点を取り入れた遺構の維持管理(澤田茉伊)
古代の技術者も地質リスクを考慮したか?(北田奈緒子・井上直人)
遺跡整備にみる水・塩対策(脇谷草一郎)
東アジアにおける王墓の整備事情
中国大陸における盛土構造物の整備―魏晋南北朝時代の中国陵墓の調査と公開―(村元健一)
朝鮮半島における盛土構造物の整備(井上主税)
最近の発掘から
縄文時代中期の石棒祭祀跡と弥生時代前期集落―愛知県設楽町根道外遺跡―(川添和暁)
学術的泥炭層調査の先駆け―埼玉県さいたま市真福寺貝塚―(吉岡卓真)
リレー連載・考古学の旬 第27回
瀬田遺跡SZ4500と奈良盆地の社会(山本 亮)
リレー連載・私の考古学史 第18回
歩み,来た道(難波洋三)
書評/論文展望/報告書・会誌新刊一覧/考古学界ニュース
西光慎治(明日香村教育委員会文化財課課長補佐)
1970年大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。
博士(文学・関西大学)、関西大学非常勤講師。関西大学東西学術研究所客員研究員。
主な著書に『蘇我三代と二つの飛鳥』(新泉社・共著)、『古代王権と古代の謎』(中経出版・共著)、『天皇陵』(洋泉社・共著)、『亀の古代学』(東方出版・共著)などがある。朝日21関西スクエア賞受賞(朝日新聞社)。