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日本古代製鉄の考古学的研究―近江から日本列島へ―

日本古代製鉄の考古学的研究―近江から日本列島へ―

書名 : 日本古代製鉄の考古学的研究―近江から日本列島へ―
編著者 : 大道 和人
価格 : 24,200 円
初版年月日 : 2024/10/25
ISBNコード : 9784639030072
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

27cm/B5判上製・カバー/464頁

内容紹介

日本列島の古代製鉄の実態を、瀬田丘陵生産遺跡群などの詳細な分析・検討をもとに“近江から日本列島へ” の視点で考古学的に論究し、古代日本の国家形成・社会発展の道程を論考する。

著者紹介

大道 和人(おおみち かずひと)
1966年 茨城県生まれ。
1993年 同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了。
滋賀県文化財保護協会、滋賀県教育委員会・滋賀県文化スポーツ部文化財保護課、甲賀市教育委員会歴史文化財課、滋賀県商工観光労働部観光振興局を経て、現在 滋賀県立安土城考古博物館学芸課副主幹。
博士(文化史学・同志社大学)。
〈主要著書〉
「出土遺物からみた北牧野製鉄A遺跡の炉形― 古代日本の製鉄技術の系譜に関する一考察―」『同志社大学考古学シリーズⅥ 考古学と信仰』同志社大学考古学シリーズ 刊行会、1994年。
『源内峠遺跡』共著、滋賀県教育委員会・(財)滋賀県文化財保護協会、2001年。
『鍛冶屋敷遺跡』共著、滋賀県教育委員会、2006年。
「古代日本鉄生産の開始と展開―7世紀の箱形炉を中心に―」『たたら研究』第 53号、たたら研究会、2014年。
「鍛冶屋敷遺跡の銅精錬・溶解炉と東日本の半地下式竪形炉について」『鋳造遺跡研究資料 2021』鋳造遺跡研究会、2021年。

目次

序 章
本書の目的/本論の前提 鉄・鉄器生産に関する用語の整理/各章の目的と構成

第1章 日本古代製鉄の研究動向
日本古代製鉄の研究史/近江の製鉄遺跡調査の現状と課題/古代近江の製鉄史料/研究史から見えてきた課題の抽出と分析の方法

第2章 日本古代製鉄の開始について
日本列島の製鉄開始についての研究史/近江の古墳時代の鍛冶について/近江の古墳出土鉄滓について/日本古代製鉄の開始について

第3章 日本列島各地の製鉄開始期の様相
出土遺物からみた近江高島北牧野製鉄A遺跡の炉形/製鉄炉の形態からみた瀬田丘陵生産遺跡群の鉄生産/製鉄炉の設置方法について―源内峠遺跡1号製鉄炉の検討を中心に―/滋賀県の鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係について/出土鉄鉱石に関する分割工程と粒度からの検討―木瓜原遺跡SR-02の事例を中心に―/出土鉄鉱石に関する分割工程と質からの検討―上御殿遺跡の事例を中心に―/木炭窯の形態からみた古代鉄生産の系譜と展開―滋賀県瀬田丘陵の事例を中心に―/古代近江・美濃・尾張の鉄鉱石製錬/鉄鉱石製錬から砂鉄製錬へ1―筑紫と吉備の様相から―/鉄鉱石製錬から砂鉄製錬へ2―送風孔が複数個並んだ炉壁の検討から―/箱形炉の研究史/日本古代製鉄の開始と展開―7世紀の箱形炉を中心に―

第4章 古代製鉄展開期の様相
近江湖南地域の鋳造遺跡の様相/大仏造立をめぐる銅精錬・鋳造―鍛冶屋敷遺跡の発掘調査―/古代の銅精錬・溶解炉の復元―鍛冶屋敷遺跡の事例から―/竪形炉の研究史/半地下式竪形炉の系譜/古代の鉄鋳造遺跡と鋳鉄素材/日本古代製鉄の展開期の様相

第5章 日本古代製鉄の開始と展開
開始期―箱形炉での製鉄―/展開期―箱形炉と竪形炉での製鉄―

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