昭和8年、東京九段・靖国神社境内に創設された(財)日本刀鍛錬会は、以後終戦までの12年間に8100口の日本刀と50トンの玉鋼を生み出した。
それは廃滅に瀕した伝統芸術の復興であり、現代刀の出発点ともなった。
半世紀を経た今、靖国刀の魅力と靖国刀匠の全容を一挙公開し、新たな評価を問う。
靖国刀と靖国刀匠(奉納刀;靖広;靖徳;靖光;靖憲 ほか)
五十年目の奉納刀
維新後の刀剣事情と靖国刀の意義(土子民夫)
靖国刀のすべて(最後の一鎚;(財)日本刀鍛錬会に就いて(倉田七郎)
靖国刀の特質
研師
審査 ほか)
随筆・靖国刀に寄せて(軍人と軍刀(森雅裕)
鍛錬会とともに(大崎靖宗)
研ぎ桶のお湯(田畑健蔵)
セントライト号と日本刀(鈴木健夫) ほか)