「妖怪」―この懐かしくも夢多い存在の原型を文学・絵画・芝居・映画の世界にさぐり、彼らが出現するにいたる時代背景を明らかにする。
妖怪人気の秘密を解き明かす名著の新装版。
※本書籍には新版がございます。
雄山閣アーカイブス 妖怪学入門
阿部主計 [アベカズエ] 1909年(明治42年)東京生まれ。慶應義塾大学文学部国文学科(旧制)卒業。日本推理作家協会名誉会員、戦後探偵文壇の各賞の予選委員等をつとめる
第1章 日本的怪物の原型(おばけ;死せず、かくれるのみ ほか)
第2章 王朝時代の怨霊たち(魂は宙を飛ぶ;たまよばい ほか)
第3章 妖怪紳士録(空想の復讐;「いわ」と「かさね」と「きく」 ほか)
第4章 現代と妖怪・幽霊(しんけいびょう;幽霊の復活 ほか)