鉄器使用の開始から古墳出土の古代刀を経て、彎刀様式の日本刀に至る過程を解く。考古学・刀剣学・金属学による画期的共同研究。初版後のめざましい研究成果を「日本刀の成立過程」として増補。
※本書籍には新版がございます。
古代刀と鉄の科学 普及版
序 本書に寄せて(櫻井清彦)
序 石井昌國氏と古代刀(加島 進)
一編 古代刀の変遷(石井昌國)
はじめに/鉄製品の使用/古代刀と鉄器の遺跡
二編 古代の鉄と刀剣(佐々木 稔)
はじめに/弥生時代の鉄と利器の製作/古墳時代前・中期における鍛造技術の革新/古墳時代後期に始まる鉄生産と刀剣製作への影響/彎刀化の進行と素材の鋼/古代末の鉄と太刀/日本刀の成立過程