不可能と言われている「鎌倉時代の刀」の再現に挑み、刀剣界で数々の賞を受賞してきた刀匠・松田次泰の作刀の世界を、その心象風景も含めて、かつきせつこの作画により余すところなく描き出す。
かつきせつこ [カツキセツコ] 本名、香月節子。武蔵野美術短期大学卒業。専攻・民俗学、主に生産技術、ライフヒストリー 松田次泰 [マツダツグヤス] 昭和23年北海道北見市に生まれる。昭和47年北海道教育大学特設美術科卒業
木々に囲まれて
鍛冶場―壁のむこうに
もう一歩なかへ
材料とホド(火床)おこし
刀造り工程
地と刃紋
刀身(実寸)
鍛冶場のつくり
鍛冶場の地下構造
鍛冶場の平面図
炉・ホドの地下構造(断面図)
送風の仕組み
スプリングハンマー
鍛接用のわら灰と泥水
ホドの手入れ
仕事を終えた刀匠
仕事が終わって
新しく解釈してこそ、過去は甦る(松田次泰)