N.G.マンローの旧石器探索から砂原遺跡調査まで
日本列島人類史の始原を追い求めた研究者「旧石器の狩人」たちの足跡を追い、「前期旧石器遺跡発掘捏造事件」に至る経緯と、その後の前期旧石器研究の到達点を俯瞰するなかから、今後の課題と展望を示す。
プロローグ
1 旧石器の狩人
2 相沢忠洋と岩宿の発見
3 青森県金木の偽石器問題
4 前期旧石器の探索
5 野尻湖底立が鼻遺跡の再検討
6 前期旧石器発掘捏造事件
7 竹佐中原遺跡と入口遺跡
8 岩手県金取遺跡の年代研究
9 砂原遺跡の発掘調査
10 砂原遺跡の旧石器
11 砂原遺跡の年代決定
12 砂原発掘成果の公表
13 出雲市板津発見の前期旧石器
14 今後の研究展望
あとがき