日本列島における完新世最大の火山噴火・鬼界アカホヤ噴火。超巨大噴火により自然や生活環境が大きく変化するなか、縄文社会や文化は断絶したのか?
考古学的方法と関連分野の研究成果から、火山噴火と人類史を描く。
桒畑 光博(くわはたみつひろ)
1963年宮崎県生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。現在宮崎県都城市教育委員会文化財課主幹・九州大学アジア埋蔵文化財研究センター研究員
第1章 序 論
第2章 鬼界アカホヤ噴火の土器編年上での位置付けと土器様式との関係
第3章 鬼界アカホヤ噴火後の環境変化と人類の対応
第4章 鬼界アカホヤ噴火と他の縄文時代火山災害事例の比較
第5章 考 察
第6章 結 論 鬼界アカホヤ噴火は人類社会にどのような影響を与えたのか