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東日本穀物栽培開始期の諸問題

東日本穀物栽培開始期の諸問題

書名 : 東日本穀物栽培開始期の諸問題
編著者 : 設楽 博己
価格 : 13,200 円
初版年月日 : 2023/03/31
ISBNコード : 9784639028970
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

22cm/A5判上製・カバー/490頁

内容紹介

東日本の穀物栽培はどのように始まり展開していったのか。
北海道・東北・関東・中部・沖縄の各地で縄文時代から平安時代、グスク時代までの10O遺跡・45,OOO点を超える土器を対象とした、レプリカ法による土器圧痕の調査・研究成果を集成する

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著者紹介

設楽 博己(したら ひろみ)
1956年群馬県生まれ。
静岡大学人文学部卒業後、筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得退学。
国立歴史民俗博物館考古研究部助手、同助教授、駒澤大学文学部助教授、同教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在同名誉教授。
博士(文学)。
【主な著作】『縄文vs.弥生―先史時代を九つの視点で比較する』(ちくま新書、2022年)、『農耕文化複合形成の考古学㊤―農耕のはじまり―』『農耕文化複合形成の考古学㊦―農耕がもたらしたもの―』(編集、雄山閣、2019年)、『弥生文化形成論』(塙書房、2017年)、『複雑採集狩猟民とはなにか― アメリカ北西海岸の先史考古学』(訳、雄山閣、2016年)、『縄文社会と弥生社会』(敬文舎、2014年)、「特集:弥生文化のはじまり」『季刊考古学』138号(編集、雄山閣、2017年)など

目次

序論 設楽博己

第Ⅰ部 論考編
第1章 北海道島の植物利用状況と続縄文文化
戦わされざる論争と続縄文 大貫静夫/サクシュコトニ川遺跡出土炭化種子の再検討 高瀬克範/擦文文化の雑穀利用の展開と地域間交流 榊田朋広

第2章 東北地方と関東地方の農耕の様相
縄文/弥生移行期の新井田川・馬淵川流域における穀類利用 西村広経/弥生時代後期・終末期並行期の東北北部の食生活と地域間交流 佐藤由紀男/東北中・南部の農耕社会像はどのようにとらえられてきたのか 佐藤祐輔/古代東北北部・中部太平洋側地域における穀物利用の一様相 太田 圭/東京湾岸における弥生時代の栽培植物利用―ムギ類を中心とした検討― 守屋 亮・山下優介

第3章 自然科学的分析と農耕問題
種実からみた本州島東北部の弥生時代における利用植物の組成 佐々木由香/土器付着物からみた中部地方・東北地方北部のC4植物利用 國木田 大・百瀬長秀・井上雅孝・千葉啓蔵・米田 穣・設楽博己/日本列島における低水準食料生産から農業への移行と農耕文化複合との関係―用語の整理と新たな展開― 米田 穣・佐々木由香・中沢道彦

第4章 東北地方の土器と集落
秋田県梨ノ木塚遺跡出土縄文時代晩期終末の土器をめぐって 設楽博己/縄文/弥生移行期における溝跡 根岸 洋

第Ⅱ部 調査編
総論 東日本における穀物栽培開始期の諸問題 太田 圭・國木田 大・佐々木由香・設楽博己・山下優介・米田 穣

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