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【9/25発売予定】文化財が語る日本の歴史 社会・文化編

【9/25発売予定】文化財が語る日本の歴史 社会・文化編

書名 : 【9/25発売予定】文化財が語る日本の歴史 社会・文化編
編著者 : 會田 康範 下山 忍 島村 圭一
価格 : 3,300 円
初版年月日 : 2024/09/25
ISBNコード : 9784639029267
在庫状況 : ご予約受付中
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体裁

21cm/A5判並製・カバー/240頁

内容紹介

○説話に残る中世の人々の交流の広がり
○梵鐘に刻まれた南北朝動乱時の武士たちの願い
○浮世絵が描く江戸の都市文化の魅力とは?
○ホーロー看板にみる昭和の家族のかたちの変化
文化財には、社会や文化をよみとくヒントがつまっている!

『文化財が語る 日本の歴史』・『文化財が語る 日本の歴史 政治・経済編』につづき、多彩なテーマで文化財の魅力をよみとく!
◎原始・古代・中世・近世・近現代と時代を通して紹介する。
◎土器・仏像・経典・梵鐘・荘園遺跡・説話・古道・浮世絵・墓石・金箔・ハンセン病療養所の機関誌・天然記念物としての植物・書簡・ホーロー看板などを取り上げ、日本の社会・文化史の実像にせまる。
◎「視点をひろげる」の項目では、資料の多角的なよみとりの視点を示す。

著者紹介

會田康範(あいだ・やすのり)
学習院高等科教諭/獨協大学非常勤講師ほか
1963年埼玉県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学
【主な著作・論文】
『川が語る東京―人と川の環境史―』山川出版社、2001年(共編著)
『博物館学事典』全日本博物館学会編、雄山閣、2011年(共著)
『もういちど読む 山川日本史史料』山川出版社、2017年(共編著)
「利用者の立場からみた歴史系博物館等への指定管理者制度導入について」『歴史学研究』第851号、2009年
「博物館史における三宅米吉の位置― 「博学連携」史の一側面―」『國學院雑誌』第118巻第11号、2017年
「歴史系博物館と歴史教育・総合的な探究の時間の親和性について― 「博学連携」と高校日本史教育の課題を中心として―」青木豊先生古稀記念発起人会編『21世紀の博物館学・考古学』雄山閣、2021年
○読者へのメッセージ
文化財は、身近なところにひっそりと佇んでいます。そこから歴史を自分事として語ることもできます。


下山 忍(しもやま・しのぶ)
東北福祉大学教育学部教授/東北大学文学部非常勤講師
1956年群馬県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了
【主な著作・論文】
『学力を伸ばす日本史授業デザイン』明治図書出版、2011年(共編著)
『武蔵武士を歩く』勉誠出版、2015年(共著)
「学習指導要領の改訂~『歴史総合』の趣旨~」『歴史と地理』727号、2019年
「高等学校におけるカリキュラム・マネジメントの推進~埼玉県立不動岡高等学校『Fプラン』の事例から~」『教職研究』2020、東北福祉大学、2021年(共著)
「『アイヌ人物屏風』と『種痘施行図』~ 2つのアイヌ絵の教材化をめぐって~」『東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館年報』12号、2021年
『文化財が語る日本の歴史』雄山閣、2022年(共編著)
○読者へのメッセージ
文化財の教材化によって価値を広めることがその保全につながります。


島村圭一(しまむら・けいいち)
城西大学経済学部非常勤講師/宮代町文化財保護委員会委員長
1961年神奈川県生まれ。上越教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了
【主な著作・論文】
『みて学ぶ埼玉の歴史』山川出版社、2002年(共著)
『50場面でわかる「中学歴史」面白エピソードワーク』明治図書出版、2011年(共編著)
『問いでつくる歴史総合・日本史探究・世界史探究』東京法令出版、2021年(共編著)
「上杉禅秀の乱後における室町幕府の対東国政策の特質について」『地方史研究』第249号、1994年
「近世の棟札にみられる中世の記憶―武蔵国埼玉郡鷲宮社の修造をめぐって―」佐藤孝之編『古文書の語る地方史』吉川弘文館、2010年
○読者へのメッセージ
身近な文化財に親しむことが、文化財の保護・継承の第一歩です。

目次

はじめに(會田康範)

第1章 原始・古代・中世
[有形文化財 考古資料] 土器は人々の生活をどう変えたのか(工藤雄一郎)
[有形文化財 彫刻] 阿弥陀仏は人々からどう信仰されたのか(島村圭一)
[有形文化財 歴史資料] 経典はどのような思いで写経され奉納されたのか(島村圭一)
[有形文化財 美術工芸品] 梵鐘は人々のどのような思いをあらわしているのか(冨樫 進)
[文化的景観 農村景観] 荘園遺跡はどのような景観を残したのか(松井吉昭)
[有形文化財 書跡・典籍] 説話は何を伝えるのか(松井吉昭)
[記念物 史跡]  古道は何をつないだのか](島村圭一)
[Column] 和賀江島―中世の水運と鎌倉―(下山 忍)

第2章 近世
[有形文化財 美術工芸品] 浮世絵は社会でどのような役割を果たしたか(會田康範)
[記念物 墳墓・碑] 近世庶民の墓石は何を語るのか(下山 忍)
[無形文化財 工芸技術] 金箔は大名文化をどう彩ったのか(石野友康)
[Column] 間引き絵馬―子殺しを戒める―(島村圭一)
[Column] 『調布玉川惣畫図』と在村文化(會田康範) [Column] 高校生が史料にチャレンジ―文書館ワークショップ―(下山 忍)

第3章 近現代
[未文化財歴史資料] ハンセン病療養所の機関誌は何を問いかけるのか(駒田和幸)
[記念物 植物] 巨木や希少植物は現代に何を伝えているのか(磯野治司)
[有形文化財 文書・書跡] 書簡は何を語るのか(岡安儀之)
[未文化財 歴史資料] ホーロー看板は戦後の社会をどのように描くのか(柳澤恵理子)
[Column] 職人の作業がみられる博物館―足袋とくらしの博物館―(島村圭一)
[Column] 収集は「もう一つの創造」―芹沢銈介コレクション―(下山 忍)
[Column] 災害と文化財防災・歴史教育(會田康範)

おわりに (會田康範・下山 忍・島村圭一)

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