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【10/21発売】〝川合〟と「里沼」― 利根川・渡良瀬川合流域の歴史像 ―

【10/21発売】〝川合〟と「里沼」― 利根川・渡良瀬川合流域の歴史像 ―

書名 : 【10/21発売】〝川合〟と「里沼」― 利根川・渡良瀬川合流域の歴史像 ―
編著者 : 地方史研究協議会
価格 : 7,480 円
初版年月日 : 2024/10/19
ISBNコード : 9784639030041
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

21cm/A5上製・カバー/268頁

内容紹介

本書は、地方史研究協議会第七三回(館林)大会の成果を、当日の公開講演・共通論題報告をもとにまとめたものである。大会の共通論題は「〝川合〟と「里沼」―利根川・渡良瀬川合流域の歴史像―」である。利根川・渡良瀬川二大河川に挟まれた地域を〝川合(かわあい)〟と呼称し、その水場景観「里沼(さとぬま)」の歴史像を実証的に明らかにしようとするものである。

水場環境の中で紡がれてきた歴史・文化・生業・生活
本書には公開講演二本、共通論題報告八本の論文を、「Ⅰ 拠点・領域認識の形成」、「Ⅱ 生業の諸相と産業発展」、「Ⅲ 環境変容と住民意識」の三部で構成し、それぞれを概ね時代順に配列した。
「Ⅰ」には、古代から中世までの開発を通じて形成された政治的拠点や交通の要衝となる渡河点など、近世期における開発によって形成された領域に係る地域住民の領域認識について追究された諸論文を掲載した。
「Ⅱ」には、渡良瀬川・利根川流域、「里沼」周辺で営まれる人間生活と生業に関する実相や、近代に入り地域の産業として発展していく過程についての諸論文を掲載した。
「Ⅲ」には、環境変化にともなう地域住民の運動や災害に向き合う住民意識の実態を追究された諸論文や、自然環境の改変と消失に関する歴史やこれからの文化財としての保全に関するあゆみと、現代の私たちに向けた「提言」ともなる公開講演を掲載した。(本書「刊行にあたって」より)

目次

〝川合〟と「里沼」― 利根川・渡良瀬川合流域の歴史像 ―/目次
序文(久保田昌希)
刊行にあたって(大会成果論集刊行特別委員会)

Ⅰ 拠点・領域認識の形成
〝川合〟における古代の交通と開発 ―利根川・渡良瀬川流域を事例に― (高橋人夢)
〝川合〟の在地領主 ―利根川・渡良瀬川合流域の拠点形成―(長谷川明則)
近世治水政策の地域的対応と地域意識―館林領普請組合の成立伝承を視点に―(小嶋  圭)

Ⅱ 生業の諸相と産業発展
葭・藻草・泥の採取と沼の「環境」―一九世紀中葉〜二〇世紀初頭を中心に―(坂本 達彦)
戦間期における小麦生産と製粉業の発展―利根川・渡良瀬川合流域を中心に―(高柳 友彦)
水田の多様性と農業の変化 ―館林市域の事例から―(永島 政彦)

Ⅲ 環境変容と住民意識
消えた沼、残った沼 ―近世館林の沼事情―(佐藤 孝之)
足尾鉱毒反対運動と〝川合〟・「里沼」地域 ―旧谷中村を中心に―(中嶋 久人)
水場の文化的景観にみる住民の大水対応と意識―国選定重要文化的景観地域の板倉町を中心として―(宮田裕紀枝)
〝川合〟の町の地域研究 ―「里沼」の前と後―(前澤 和之)

第七三回(館林)大会の記録(大会成果論集刊行特別委員会)
執筆者紹介

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